名古屋市立駒方中学校にて講演
11月30日(月)
地元の駒方中学校に人権週間の講演に講師として招かれ、「地球人として地球人のために~悪魔の兵器から子どもたちを守りたい~」というテーマで90分お話させていただきました。全校生徒に加え、全教職員を前にして、やや緊張しましたが、カンボジアクイズや地雷原体験コーナーを設けながら、地雷がいかに恐ろしく惨酷な兵器であるか、日本の子どもたちにできることは何かを語らせていただきました。
生徒会長さんが最後に次のような挨拶をしてくれました。
「僕が普段から思っていることなのですが、テレビや本などで海外のニュースを見聞きすることが多いと思います。学校にも行けず、劣悪な労働環境の中、稼ぎも少なく、貧困にあえぐ子どもたち、紛争や戦争で故郷を追われ、難民となっている人々、戦場でいつ死ぬかわからない状態で耐える兵士やその他の住民、安全と思っていた場所で急に起こるテロの被害者、そして今日見た地雷の被害者・・・どれも悲惨なものばかりです。しかし、このようなことはどうしても身近には感じられないので、こういう人たちの心情を想像することは非 常に難しいです。日本は平和だから当然ですが、想像をすれば、支援をする意欲も涌いてくるでしょう。イメージを働かせることは、何事においても大事なのです。イメージをするには知識を得ることが必要です。今回の講演会によって、(全校の皆さんに)このようなことに関心を持ってもらえたら嬉しいです。ぜひ、今回の経験を大事にしてください。」
全校生徒に心を込めて語り掛けた、とても立派な挨拶でした。
名古屋地区担当:山田勝己
2015年12月1日更新