トタン屋根。部分的にめくれあがっています。
教室内からとった屋根の一部。ここから雨漏りがします。
教室の後ろの穴。校長,修理職人,CMCスタッフで校舎を回って欠損部分をチェックしています。
業者から見積もりをとった後,ボップイ村村長宅にて村長,校長,CMCとで修繕のための資金集めや修繕後の管理などについて話し合いました。資金に関してはできる限り村で調達をし,不足分をCMCで支援するということになりました。
村長宅にて話し合い。
後日,村長宅に村人に集まってもらい説明会を行いました。しかし,集まったのはわずか16世帯。村長によると,ボップイ村の世帯数は元々100以上あるのですが,ほとんどの世帯が全員もしくは働き盛りの世代がタイヘ出稼ぎに行っており,残っているのはタイヘ出稼ぎに行った家族からの仕送りで何とか生活している老人や子供のみで,みなわずかな現金収入を頼りに何とか生活している状態とのことでした。
それでも,「わずかでもいいから学校のため,子どもたちのために協力して欲しい」との校長や村長のお願いに,村の人たちは快く応じてくれました。集まった金額は決して多くはありませんでしたが,村人が学校の問題を他人事ではなく,村の問題として受け止め,協力してくれたことはそれだけで大きな意義があったと思います。
村長宅にて説明会。ボップイ小校長から集まってくれた村人に協力をお願いしています
集まってくれた村人たちが次々とお金をもってきてくれました。
皆嫌な顔一つせず,笑顔で協力してくれました。
先週土曜日より校舎修繕の工事が始まりました。現在着々と進んでいるところです。また近々,工事の様子や修繕が完成した報告をこの現地活動レポートにて行おうと思います。
文責:曽田実