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  • 過去の活動

    地雷原での農業トレーニング 閉講式

    CMC Report |8 Nov, 2012


    2010年、地雷除去後の土地に建設されたトゥールポンロー中学校。地雷除去完了後も未使用のままだった校舎のまわりの土地を開墾して田んぼにした。2012年5月に種籾を蒔いて稲作を開始。農業局の農業技術普及員を招いて、Farmer Field School (FFS) を実施した。

    Farmer Field School (FFS) とは農民参加型の実際の農場を学びの場とした農業技術の普及を目指す 手法で国際援助機関、政府機関、NGOによって広く取り入れられている。持続的な稲作技術の習得、 普及が狙いだ。

    生徒たちのほとんどは、現金収入はタイへの出稼ぎなどで賄う小規模農家の子どもたちだ。小規模農 家にとって、いかに手をかけずに収量を上げるかが重要な関心ごとである。化学肥料はコストがかか るが収量を上げやすい。強力な除草剤を散布したほうが手で除草するよりも労働コストは安く済む。 しかし、化学肥料によって地力が落ち、農薬が生態系を壊してしまえば長期的には減産してしまい持 続的な農業は望めない。農家は有機農業に関心はあるものの、実際に取り組んでいる農家は少ない。

    将来この地域で農業の担い手となる生徒たちを対象にFFSを行なった。農業生態系を理解し、化学農 業資材(化学肥料及び農薬)に頼らない環境と調和した有機農法を学ぶことが目標だ。教室で講義を行 ない、そこで得た知識を学校田で実践してもらった。学校が長期休暇中の7月から9月にかけて6回実 施し、11月8日に農業局の講師たち、副コミューン長を招いて閉講式を行なった。

    講義で生徒たちが作った田んぼの観察結果を掲示。

    生育条件の異なるポイント数カ所を選び、1平方メートル単位で稲を刈る。

    脱穀した後、重量を測る

    有機肥料を施肥し、除草をした場所のほうが収量が高い。

    農業局よりFFSの振り返りとまとめ

    2012年10月10日更新

    対戦車地雷で3人死亡

    CMC Report |9 Oct, 2012

    対戦車地雷で3人死亡

    10月7日、午後4時15分頃、バッタンバン州、サムロー郡、タセーンコミューン、ドーントレット村 で、トウモロコシを収穫して運搬中のハンドトラクターが対戦車地雷を踏み、3人が死亡、3人が負傷した。9月30日に同じくバッタンバン州のラタナック・モンドール郡で7人が亡くなる対戦車地雷事故が発生したばかり。
    (写真上:事故現場。対戦車地雷の爆発で大きく穴が開いている。 CMAC撮影)

    収穫したトウモロコシを満載して重くなっていたハンドトラクターが大雨でぬかるんだ道にはまった。脱出しようと押していたところ、カートの左側タイヤが対戦車地雷を踏んで爆発した。トウモロコシの収穫が始まり、事故に遭ったトラクターは何度も同じ道を通って運搬していた。また、事故当日、別のハンドトラクターが通った直後だった。 事故があった村は9年前から定住し出した新しい村。この村は畑作が中心で、今シーズンはほとんどの農家がトウモロコシを栽培している。事故現場は畑の中を通っている道で、いままで事故はなかっ た。しかし、この村に内戦時ベトナム軍の基地があり、それに対抗してクメール・ルージュ軍が埋めた対戦車地雷がまだ残っていると思われる。

    ぬかるんだ道を通るハンドトラクター。村内の事故現場とは別の場所  CMAC撮影

    生存者は3人。Emergency Hospitalに搬送された17才の男性。意識がまだはっきりしていない。

    対戦車地雷 TM-46 旧ソ連製 直径305mm、重さ8.6kg、TNT火薬量5.7kg  
    (写真は火薬が抜かれ安全化されたもの)

    一度に多くの命を奪う対戦車地雷事故。しかし対戦車地雷事故を防ぐことは難しい。地雷除去はもちろん事故を未然に防ぐための危険回避教育も行われているが、対戦車地雷の危険性が依然として高いのが現状である。
     1. 対戦車地雷探知の困難
    地中深く埋められた対戦車地雷の探知が難しい。
    – 過去に地雷撤去団体、あるいは村人自身で対人地雷が撤去された土地
    – 過去数年間にわたって地雷の事故がなく、または、地雷が発見されておらず、安全と思われていた土地であっても、対戦車地雷が残っている可能性がある。

     2. 機械化
    以前は人力や牛などで耕作、移動していたが、
    – 道が良くなった
    – 村人の経済力が上がったために、耕運機、トラクター、トラックなど機械が入るようになり、その重量から対戦車地雷を爆発させてしまう可能性が高まった。

    3. 人口の増加
    最近、村に入ってきた人が地雷に関する危険情報を知らないために地雷原や対戦車地雷の危険がある道に入り込んでしまう。

     4. 耕作
    長年の耕作で地中深くに埋められていた対戦車地雷の上の土が掘られて、比較的浅い場所に対戦車地雷が位置するようになり、触雷する危険性が高まった。

    2012年10月10日更新

    対戦車地雷で7人死亡

    CMC Report |2 Oct, 2012

    事故現場付近で対戦車地雷の探知を行なっているCMAC隊員 10月2日撮影

    対戦車地雷で7人死亡

    9月30日、午後7時半頃、バッタンバン州、ラタナック・モンドール郡、スダオコミューン、バナン 村で、マーケットから帰る途中のハンドトラクターが対戦車地雷を踏み、乗っていた5人が即死、2 人が病院に搬送後死亡、1人が負傷した。

    バナン村にはコミュニティー公有の森があり、村の人たちは農業の他に、薪やきのこの採集などで生計を立てている。事故に遭った8人は薪ときのこをスダオマーケットに売りに出かけ、夕方になって帰る途中だった。事故現場はマーケットから村へつながる内戦時よりあった旧道で、被害者の家から 300メートルほど離れたところ。村の人は徒歩や自転車、バイクで毎日行き来しており、事故に遭ったトラクターも過去数年ずっと使っていた道だった。それ以外の農機やトラックはめったに通ることはないという。

    この地域では内戦時、クメール・ルージュ軍と政府軍の間で戦闘があり、戦略拠点もあった。この村では地雷除去団体による除去はいままで行われておらず、内戦終結後、村人が自分たち自身で地雷を取り除いてきた。その結果、民家や農地では対人地雷の危険性は高くない。しかし、今回の事故のように旧道では対戦車地雷の危険が残っている。

    また、森とその付近には地雷が多く残っているとみなされている。地雷除去は民家、農地、道路、橋などの開発が入るところから優先して行われる。しかし、この森は環境保全されていて開発の対象ではなく、除去の優先度が低いため、地雷除去はいままで行われなかった。

    対戦車地雷が爆発してできた穴。対戦車地雷はおそらく2つ重ねて埋められていた。  10月1日 CMAC撮影

     

    ハンドトラクターは画面奥から手前に進んで来て対戦車地雷を踏んだ。画面右は公有の森。 10月2日 現地駐在員撮影

     

    対戦車地雷で吹き飛ばされたトラクターの荷台。他に50メートルほど離れた森の中にもトラクターの部品が吹き飛ばされていた。 10月2日 現地駐在員撮影

     

    ハンドトラクターのエンジン部は無事だった。葬儀の後、僧侶によってお祓いを受ける。 10月2日 現地駐在員撮影

    事故は夜に発生したので生存者を病院へ搬送した後、翌日朝から遺体が収容された。CMACによる現場付近の対戦車地雷探知作業も始まり、2日にCMACが現場近くから対人地雷1個を発見した。

    ハンドトラクターを運転していた54才の男性と近所に住む17才の女性は生存したが、その男性の25 才の長男と18才の妻、22才の次女、19才の三女と婚約相手の23才の男性、近所に住む25才の男性の6人が亡くなった。19才の三女は今月結婚する予定だった。

    葬儀は10月2日に行われた。生存した2人はバッタンバン市内になる救急外科病院、Emergency Hospitalに搬送されたが、10月7日、そのうちの一人、17才女性が事故に因る肺合併症で死亡した。

    対戦車地雷による多数の被害者が出たのは、今年2月にバンテアイミエンチャイ州マライ郡で8人が亡くなった事故以来。昨年2011年の地雷・不発弾被害者数は211。事故は全体として減少傾向で、 今年1月から8月までの被害者数は127と、前年同時期の144人から12%減少しているが、例年、雨季が明けた後の11月から事故が増える傾向にあり、楽観出来ない状況だ。

     

    2012年10月3日更新

    トゥールポンロー農業トレーニング5

    CMC Report |17 Sep, 2012

    Farmer Field School 5回目

    雨季終盤になって連日雨が降っている。学校近くの道は水浸しだ。トゥールポンロー中学校での Farmer Field School(FFS)は5回目。アクセスの悪さにも関わらず、生徒たち60人が参加した。

    学校へ向かう農業局のトレーナーたち

    1. フィールド観察
    田んぼへ出てグループに分かれ、稲の生育、水の状況、雑草、虫などを観察する。

    2. 農業生態系の講義

    教室に戻って、フィールド観察をもとに農業生態系の講義を受ける。

    フィールド観察で見つけた雑草について

    穂が出てきたイネ科の雑草

    稲の茎に入り込み穂が出なくなる害を及ぼす幼虫と生長後の蛾について

     

    化学殺虫剤の人体への悪影響、症状について説明、特にスプレー散布時の注意を促す。

    FFSが終わって生徒たちに聞いた。

    フゥ・スレイトゥーイさん(13歳)    新7年生

    私の両親はどうやって稲が育っていくか、そんなに詳しくはわかってないけど、ここで教えてもらったことを両親にも教えてあげたいと思います。

    ソイ・ソポーン君(16歳)9年生

    ここで学んだことを自分の田んぼでもやってみようと思います。化学肥料や化学農薬を使わず、 安全なお米ができるよう有機肥料や有機農薬を使ってみます。

    生徒たちのほとんどは今までにこうした農業のトレーニングを受けたことがない。FFSで学んだこと を活かして実践するだけではなく、家族や親戚、近所の人を通じて、農業技術、知識を彼らの村で広めてくれたらと期待している。

    2012年10月3日更新

    トゥールポンロー農業トレーニング4

    CMC Report |6 Sep, 2012

    Farmer Field School 4回目

    7月、8月と干ばつ気味だったのが、9月に入って雨が多くなった。雨不足で稲の生長に影響が出ていただけに待望の雨だ。Farmer Field School 4回目の9月6日は雨が降ったり止んだり。今回は堆肥を作るので材料となる籾殻、牛糞を運ばなければならないのだが学校付近の道が悪くトラックが入れない。そこで村でハンドトラクターをお願いして運んでもらった。

    雨と悪路のせいで生徒たちが集まるかどうか心配だったが、この日、10月から入学する新入生の登録が行われていてたくさんの生徒が学校へ来ていた。彼らにもFFSを受けてもらい、参加者は合わせて 60人となった。

    ハンドトラクターも泥道で苦戦。

    連日の雨で道はところどころ冠水している。

    10月から入学する新入生もFFSに参加。

    1. フィールド観察

    田んぼへ出てグループに分かれて、稲の生育、水の状況、雑草、虫などを観察する。

    2. グループ発表

    フィールド観察の後、教室に戻って各グループごとに観察結果をまとめて発表する。

    3. 雑草

    乾田の時とは異なり、水がはるようになって湿った場所を好む雑草が発生してきた。イネ科やカヤツ リグサ科の雑草の見分け方、対策について講義した。

    4. 堆肥づくり

    牛糞、籾殻、米ぬかを混ぜ、水と以前のFFSで作った有機液体肥料をかけて堆肥を作る。1ヶ月ほど 寝かして完成。

    2012年10月2日更新

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