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地雷危険回避教育プロジェクト⑧******

こんにちは。
本日は先日(2013/9/4)訪れたカンボジア北西部、タイと国境を接するパイリン州にあるスラグミンチェイプライマリースクールにて行われたMRE(地雷危険回避教育)リポートを記します。

朝の6時にバッタンバン事務所にダラー君と集合しました。
ダラー君とも最近何となくのコミュニケーションが図れるようになっています。そして出発です。

目的地まではバイクでおよそ2時間半ほど、前回は悪路と舗装された道の割合は半々でしたが、今回は赤土の道を行ったのは30分程度でした。写真1

このスラグミンチェイプライマリースクールは2011年に建てられ、まだ二年の若い学校です。写真をみていただければ解りますが、学校の看板に日本人の名前が刻まれています。

写真2

写真3
この日、学校の先生がバッタンバンにおり、校舎の鍵もバッタンバンに持って行ってしまったそうで、屋外にて授業を行いました。
文字通り、青空教室でした。

写真4
授業が始まる前は、こうして整列するんですね。
きれいに整列したら、授業のスタートです。写真5

写真6

現地スタッフによる授業の様子です。
CMC制作の地雷ポスターで、子供たちに「どの種類の地雷をみたことあるか」を指をさしてもらっています。
ラブート君は前方の子供たち、ソカーさんは後方の子供たちにポスターを見せて回ります。
一つの授業を二人で行う、良いチームワークです。

写真7

続いてソカーさんがシーマックという政府機関の発行している不発弾(手榴弾含む)のポスターで、「どの種類の不発弾をみたことあるか」を聞いています。そして授業の終盤、子供たちにアンケートを答えてもらいます。

写真8

写真9

中には文字の読み書きが出来ない子供もいるので、そういうときはダラー君、ソカーさん、ラブート君が口頭で説明して理解をしてもらいます。

前回と違い、今回の子供たちはみんな「みたことがある」と挙手していました。

そして授業が終わると、集まってくれた子供たちにお礼としてお菓子を配ります。小さな男の子が「オークン(クメール語で【ありがとう】の意)」と言ってくれました。

写真10そしてダラー君との帰り道、バイクの前輪に不具合が発生し、修理をしました。

写真11
MREの為、悪路を行くとなるとやはりバイクへの負担も大きいです。

MREで調査対象となるのは地雷だけではもちろんなく、不発弾も含まれているということを実感しました。
写真12
これは地雷ではなく、空爆に使われた爆弾であり、MREに参加していた子供が指さしていました。

来週もパイリン州に行きます。

文責 : 現地インターン 小野寺 亘

2013年9月17日更新

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