活動予定

トゥールポンロー農業トレーニング5

CMC Report |17 Sep, 2012

Farmer Field School 5回目

雨季終盤になって連日雨が降っている。学校近くの道は水浸しだ。トゥールポンロー中学校での Farmer Field School(FFS)は5回目。アクセスの悪さにも関わらず、生徒たち60人が参加した。

学校へ向かう農業局のトレーナーたち

1. フィールド観察
田んぼへ出てグループに分かれ、稲の生育、水の状況、雑草、虫などを観察する。

2. 農業生態系の講義

教室に戻って、フィールド観察をもとに農業生態系の講義を受ける。

フィールド観察で見つけた雑草について

穂が出てきたイネ科の雑草

稲の茎に入り込み穂が出なくなる害を及ぼす幼虫と生長後の蛾について

 

化学殺虫剤の人体への悪影響、症状について説明、特にスプレー散布時の注意を促す。

FFSが終わって生徒たちに聞いた。

フゥ・スレイトゥーイさん(13歳)    新7年生

私の両親はどうやって稲が育っていくか、そんなに詳しくはわかってないけど、ここで教えてもらったことを両親にも教えてあげたいと思います。

ソイ・ソポーン君(16歳)9年生

ここで学んだことを自分の田んぼでもやってみようと思います。化学肥料や化学農薬を使わず、 安全なお米ができるよう有機肥料や有機農薬を使ってみます。

生徒たちのほとんどは今までにこうした農業のトレーニングを受けたことがない。FFSで学んだこと を活かして実践するだけではなく、家族や親戚、近所の人を通じて、農業技術、知識を彼らの村で広めてくれたらと期待している。

2012年10月3日更新

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