過去の活動
選挙も終わり,ここから一気に調査を進めていきたいところ。
今週もMREスタッフたちによって,ラタナックモンドル郡内の各村の村長さんや学校の校長先生に電話をかけ,地雷被害の状況や子供の数などの情報を収集しました。
この調査において,かなり多くの地域から以前は地雷事故があったけど,今は撤去されて安全だ」という回答がかえってきました。
これはちょっと意外でした。
そもそも,我々は当初CMACから,「ラタナックモンドル郡の多くの地域に地雷被害の危険性が残っており,MREが必要だ」との説明を受けていたからです。
この認識の違いはどこから来るのでしょうか。
確かに,CMACをはじめMAGやJMAS,CSHDなどが地道に撤去作業を続けており,年々安全な場所は増えてきています。
しかし,その情報はきちんと整理されたうえで,住民に伝えられているのでしょうか。
本当に安全ならそれは非常に喜ばしいことですが,「これでもう大丈夫だろう」
ここのところはCMACにもう一度きちんと確認をしようと思います。
さて,バッタンバン州の調査も一通り終わったので,金曜日,今度はバッタンバン州の西側,
ラブット君からの報告で,教育局長曰く「ここ(パイリン)は,地雷被害が大変多く,子どもたちもたくさん被害に遭っている。そしてまだまだたくさんの地雷が残ってる。ぜひMREをやっていただきたい」とのこと。
次週は,パイリン州の調査を行う予定です。
それに先立って,週末パイリンにぷらっと遊びに行ってきました。(調査半分・気晴らし半分)
カンボジア中央の平野部とはまた違った山あいののどかな農村風景を満喫してきました。本当にいいところでした。(遠くから見る分には・・・)
文責;曽田実
2013年8月6日更新