地雷危険回避教育プロジェクト②******~MREトレーナー初現場訪問!~
Report |7 Jul, 2013
MRE(地雷危険回避教育)を実施する際に最も大変なのは、事業を行う土地(州、郡、コミューン、村)への事業申請。カンボジアは何事にも政府を通さないと物事がスムーズに進まないのと、申請用紙の書式や書き方にも細かい決まりがあるので1回でクリアするのがとても難しいのです。実際にこの書式が全国で通用すると言われても別の機関に提出して違うと言われることも度々あるので、何が正しいのかが分からなくなることもよくあります…。
ラタナックモンドル郡兼スダウコミューンオフィスにて。申請用紙を要求され、受理されるまで約2時間もかかった。
今回MREを実施する地区は、バッタンバン州はラタナックモンドル郡、サムロー郡、コックロロー郡。パイリン州はサラクラウ郡、バンテアイ・ミェンチャイ州はマライ郡となります。まずはラタナックモンドル郡にあるスダウ、トラエン、リクスメイ・サンハという3つの地雷被害の危険性が高いコミューンにある村々からMREを開始していきます。
トラエンコミューン、ソバトピアップ村(=safety village) では現在あるゆるところで地雷撤去が行われている。
今回訪問したトラエンコミューン内にある小学校3校はいずれもJMAS(Japan Mine Action Service)とCMACが地雷撤去後に建設した学校でした。名前も地雷除去機のコマツ建機からきています。
2013年7月10日更新