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      ■VOL 1  身近に潜む「悪魔の兵器」
      ■VOL 2  カンボジア教育事情・中学校建設へ
      ■VOL 3  コーントライ中学校建設@
      ■VOL 4  コーントライ中学校建設A
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     ■VOL 10 ボップイ小教員宿舎・貯水タンク建設
     ■VOL 11 ラジオ番組「VOICE OF HEART」放送継続!プロジェクト概要
      ■VOL 12 「VOICE OF HEART」制作日和
      ■VOL 13 「VOICE OF HEART」〜6月〜
      ■VOL 14 「VOICE OF HEART」〜7月〜
      ■VOL 15 「VOICE OF HEART」〜8月〜
      ■VOL 16 「VOICE OF HEART」〜9月〜
      ■VOL 17 「VOICE OF HEART」〜10月〜
      ■VOL 18 「VOICE OF HEART」〜11月〜
      ■VOL 19 CMCボップイ安倍小学校新学期
      ■VOL 20 CMCコーントライ夢中学校新学期


VOL11 ラジオ番組「VOICE OF HEART」放送継続!
プロジェクト概要

緑の田園風が連想されるカンボジア。しかし、長らく続いた内戦によりカンボジアの大地には「悪魔の兵器」地雷が、現在も600万個とも言われる数、埋設されたままになっている。地雷被害も年々減少してきているとはいえ、2008年の今日でさえ、1日に1人の割合で地雷によって体を傷つけられ、苦しんでいる人がいる。
2008年度「VOICE OF HEART」宣伝ポスター
カンボジアには地雷被害にあった障害者を支援するNGOが数多く存在する。我々CMCが活動拠点とするバッタンバンには、緊急病院であるEMERGENCY、義足・義手を無料で提供するICRC、職業訓練施設を擁するNGOがあるように、カンボジアでは各種NGO が障害者の社会復帰のために支援の連携体制を築いている。
2004年、障害者に対する物理的な支援をするNGOはあるが、精神的支援をしているNGOはない。ラジオを通して、彼らに勇気を与えることができたら・・・という思いから生まれた「VOICE
OF HEART」。番組は大反響を呼び、2007年度放送では、2000人対象のリスナー調査で全体の約32%の視聴率を確保することができた。
そして、多くのリスナーから番組の継続を熱願する声が聞かれ、その声に応えるべく2008年度「VOICE OF HEART」の継続が決定した。2005年からの放送は今回で4回目を迎えることとなる。
番組の目的
○地雷・不発弾被害者をはじめとする障害者の方々に、逆行にめげずに前向きに生きようとする気持ちをもってもらうこと

○地雷・不発弾被害者をはじめとする障害者の方々が抱えている苦労や悩みを人々に理解してもらい、彼らに対する差別・偏見をなくすこと

○地雷・不発弾の危険性を啓蒙し、新たな地雷・不発弾被害を減少させること
放送日程・可聴エリア
FM96.5(バンテアイミエンチェイ州 シソポン)
日程:2008年6月8日〜11月30日、毎週日曜日
時間:午後7時〜8時
可聴エリア:バンテアイミエンチェイ州、バッタンバン州
ポーサット州、オーダーミアンチャイ州
シェムリアップ州、パイリン特別市

FM103.25(バッタンバン州 バッタンバン)
日程:2008年6月7日〜11月29日、毎週土曜日
時間:午前11時〜12時
  可聴エリア:バッタンバン州

2005年度の地雷・不発弾時との場所を示したマップ。赤点が地雷事故の場所だがタイ国境付近に集中していることがわかる。(資料提供:CMVIS)

FM96.5の可聴域エリア
「VOICE OF HEART」はこの時間帯だ、とリスナーに意識してもらうため、今年度の放送時間は昨年度と同じ時間帯を選んだ。
上図から見てとれるように、地雷被害は特にタイ国境付近に集中している。2006-2007年の統計でみると、実に約70%の地雷事故エリアが可聴域に入ることとなる。
番組概要
パターン@
オープニング 5分
手紙の朗読 5分
インタビュー(障害者1,2名) 10分
詩の朗読 13分
リクエストソング@ 5分
電話タイム 12分
リクエストソングA 5分
エンディング 5分
パターンA
オープニング 5分
手紙の朗読 5分
インタビュー(NGO1団体) 10分
詩の朗読 13分
リクエストソング@ 5分
電話タイム 12分
インタビュー(障害者1名) 5分
エンディング 5分
番組詳細

○オープニング
「障害者の皆さん、強く生きていきましょう!」との意の込められたカンボジアの古い歌謡曲が流れ出し、番組が始まる。DJの挨拶の後、今日のカンボジアの地雷問題、番組の内容を解説。


○詩の朗読
障害者が、心の底に秘めていた思いを綴った詩を2通朗読。その後、DJが解説。障害者の抱える悩みや苦労をリスナーに伝えることを目的とする。
○手紙の朗読
障害者が、遠く離れた恋人や家族に向けて書いた手紙を2通朗読。その後、DJが解説。障害者の抱える悩みや苦労をリスナーに伝えることを目的とする。
○電話タイム
統計データをもとに地雷・不発弾事故に関する問題を出題。番組と電話のつながったリスナーに出題し、正解すると、その後に流す歌謡曲のリクエストができる。また、プロジェクト期間の後半では、地雷・不発弾問題に関するテーマで電話のつながったリスナーと議論を交わす。地雷問題に対する意識の向上、知識の啓蒙による新たな地雷事故の減少を目的とする。
○インタビュー
障害者に対して、どのような経緯で地雷事故に遭ったか、現在どのような生活を送っているかをインタビュー・録音し、番組で放送。逆境に負けずに努力している障害者の声を流し、リスナー、特に悩みを抱える障害者を励ますことを目的とする。
また、隔週で彼らを支援するNGOのインタビューを放送。各種NGOの存在を知らせるとともに、番組が障害者と各施設とのパイプ役を務める。

※インタビュー放送後、CMCの活動紹介、番組のスポンサーになってくださった企業・団体名を放送。
○リクエストソング
手紙・詩を書いてくださった障害者、電話タイムのリスナーのリクエストする曲を流す。

○エンディング
番組を総括するとともに、CMCスタッフの電話番号を放送し、番組放送後1時間、番組の感想や各種相談を受け付ける。


多くのリスナーからの障害者の声をもっと聞きたいという要望に応えるべく、NGOのインタビュー放送の回は、リクエストソングを1曲カットし、障害者のインタビューを放送することにした。
番組に協力して下さった現地のNGO
CVD (Cambodian Vision in Development)
  ポリオ患者を中心に、障害者に職業訓練を提供している。
EMERGENCY
  救急病院。タイ国境付近の地雷被害者が多く運ばれる。
ICRC (International Committee of the Red Cross)
  地雷被害者に義足・義手を提供しており、リハビリも行っている。
Krousar Thmey
  目や耳の不自由な方のための学校を運営している。
MAG (Mines Advisory Group)
  CMCが支援を行っているイギリスの地雷撤去団体。
O.E.C (Operations Enfants du Cambodge)
  恵まれない子どもたちを支援しているNGO。地雷被害にあった子どもたちの支援も行っている。
SPINAL CORD REHABILITATION CENTER
  NGOハンディキャップインターナショナルが運営する障害者のためのリハビリ施設。
VOCATIONAL TRAINING CENTER FOR DISABLED BANTEAY MEAN CHEY
  NGO、CWARSが運営する障害者のための職業訓練施設。地雷被害者も多い。

番組に協賛して下さった現地の企業・団体
Australian Center Development
ANZ Royal Bank
Eye care
M phone
University of Management and Economic

番組に協賛して下さった日本の企業・団体
佐世保青年会議所
Be-LINE Co., Ltd.
FUKUTSU CITY TUYAZAKI ELEMENTARY SCHOOL
KAINAN CITY HAKATA ELEMENTARY SCHOOL
KASUYA-CHOURITU KASUYA-NISHI ELEMENTARY SCHOOL
OTANI FAMILY

ご協力に心より感謝申し上げます。


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