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      ■VOL 20 CMCコーントライ夢中学校新学期


VOL8 コーントライ中学校建設E

9月1日(着工113日目)
この日、ついに屋根へと取り掛かっていた。まずは、半田付けで鉄鋼垂木を固定していく。これに鉄鋼木舞を固定すれば、あとは瓦を積んでいくだけだ。

柱にモルタルを塗る

垂木を固定する

トイレもほぼ出来上がった。室内床はタイルを張り汚れにくくする。

9月8日(着工120日目)
バンテアイミエンチェイ州教育局にて、落成式日程、式典の内容について打ち合わせを行う。村民に自分達の学校であるという意識を持ってもらいたいとの意向を踏まえて話し合い、手配までは教育局が行い、準備、設置は村民の手で行うということに決定した。
CMCも現場の監修をとることとなり、徐々にその日が近づいてきていることを改めて感じる打ち合わせとなった。

屋根の上で小休憩

瓦を一枚ずつ丁寧に積んでいく

完成した生徒用机・イス
現場では、すでに片側の瓦積みに入っていた。瓦が乗ると、その姿が学校であることをぐっと感じさせてくれる。教室内では、作業員がせっせと生徒用の机・イスを組み上げていた。机とイスはひとつセットになっている。これは、イスの安定感を増すここと、盗難防止につながる。

9月15日(着工127日目)
瓦が乗り、端をモルタルで埋め、整える。徐々に外装に取り掛かる。通気口の縁をモルタルを用い、きれいに整え、また塗装も始まった。学校の外では村民達が土を運び、道の穴をふせいでいる。落成式に向け、村民たちも動き出したようだ。

慎重に角を整える

村民たちも落成式に向けて動き出した

9月22日(着工134日目)
先日の雨によりコーントライ村までの道が冠水していた。田んぼから田んぼへ水を渡すために、故意に道を低くしているためだ。見渡す限り田んぼは水び出しになっており、子供たちからいい年をした大人まで、水につかって遊んでいる。もはやリゾートと呼んでもいいほどの賑わいぶりだった。
1か所には橋と呼んでいいのかわからないような橋がかかっていた。これは地元の若者が掛けたようで、通るたびに通行料をとられる。田舎にある小さな川には誰でも早い者勝ちで橋を架けることができるようで、その人次第で通行料が取られたり、取られなかったり・・・小さなビジネスとなっている

作業は最終段階へと入った。家具を入れ、黒板を設置。
そして、4ヶ月半の工事期間を終え、子供たちの将来を養う夢の中学校がついに竣工。
「CMCコーントライ夢中学校」と命名された。

これで作業している様子やニコニコと笑顔を見せてくれる作業員たちの姿を見れなくなるのは、少し寂しい気もしたが、これからは自分が何度も足を運んだ学校で、子供たちが一生懸命に勉強をする。その姿を想像すると、心のどこかが高揚するのがわかった。
これで、建設の様子の報告は終わるが、次回、CMC代表大谷、(社)佐世保青年会議所の有志を迎えて行われた落成式の模様を報告したい。
■CMCコーントライ夢中学校建設ダイジェスト


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