屋根梁の鉄骨が組まれ、そのまわりに木枠を固定していた。高さ3mの支柱に登り、挿木、ボルトを使ってしっかり固定していく。
7月に入り少しずつ雨の量も多くなってきた。この日は雨こそ降らなかったが、一日中曇り。晴れの日に比べれば、幾分ましだがそれでも暑い。 |
|
屋根梁の鉄骨 |
2人1組での作業 |
しっかりと固定する |
小学校は今週を最後に約2ヶ月半の夏休みに入る。中学校に行きたい?の質問に元気良く「行きたい!!」と答えてくれた。 |
|
屋根梁にコンクリートを流し込む。
バケツに入ったコンクリートをフックのついたロープを使って3mの高さまで引き上げる。効率は悪そうに見えるが、これがカンボジアのスタンダートスタイルだ。流し込んだ後は、空気が入らないように棒を使って、丁寧にチェックしていく。
コンクリートはセメント、砂利、砂、水の配分を間違えないようにバケツで測りながら機械を使って、次から次へと作っていた。 |
|
地道に引き上げていく |
空気が入らないようにする |
出来上がったコンクリート |
ついに壁が建ち始めた。徐々に学校らしい姿になっていく。カンボジアではレンガブロックを積んだ壁が一般的だが、需要のあまりの多さにより、生産が追いついてなく、また価格の高騰が著しいことで、今回の建設にはセメントブロックを使用した。最近ではセメントブロックを使っている建設物もよく目にする。 |
|
教室内より撮影 |
|
窓、扉の枠が設置されだした。窓の上下には枠の変形を防ぐために梁がはいっている。 |
|
|
釘と糸で水平なラインを作り、それに沿って1つずつ丁寧にブロックを積んでいく。
ブロックを水平かつ垂直に積む作業、彼らの腕の見せ所だ。
|
|
|
トイレも建設が始まった。基礎が終わり、支柱の鉄筋が建っていた。トイレは浸透式。写真奥に見える2つの土管に溜まり、自然に還っていくという仕組みだ。しかし、田舎の人々(特に子ども)はトイレで用をたすという習慣があまり浸透していない。建てるだけでなく、トイレを使うという意識を子供たちに芽生えさせることも重要な支援事業だ。 |
|
|
|