8月20日(着工101日目) |
この日、コミューン長、村長、村人にCMCを交え、落成式について会議を行った。予想を超える約30名の村人が集まり、村人の期待が伺える会議となった。会議では、落成式の日取りの確認から、当日の役割分担、式典ではどのような交流が可能かなど約2時間、互いに意見を交し合った。
中学校はコーントライ村を中心としたコミュニティが管理していくもの。彼らにその意識付けをする意味で、式典の会場作りをしてもらうことにした。また当日、村民宅を訪問させてもらいたいという要望に3名の方が快く受け入れてくれた。カンボジア人の気のよさゆえか、言葉は通じないが、それでも居心地良く感じさせてくれた。 |
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教室内に教壇ができる。まずは、ブロックにて囲いを作る。土を押し固め、石をしき詰めてコンクリートで覆えば完成だ。基本的には床と同じ過程で作られていた。中学校ではあるが、やはり子どもの成長は個々様々。また、カンボジア人の平均身長は日本人よりも低いことから、教壇の存在は大きいと思われる。 |
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8月25日(着工106日目)
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校舎周辺の足場 |
棟梁が出来上がった。階段、花壇も出来上がり、屋根に壁の仕上げを残すのみになった。また、校舎の足元からの劣化を防ぐため校舎周辺にコンクリートの足場を作っていく。 |
出来上がった階段に花壇 |
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夏休みにもかかわらず小学校の教室から子どもの声が聞こえてくる。覗いてみれば授業をやっているではないか。しかも英語だ。先生が夏休みの空き教室を利用して英語を教えているのだそう。8歳から17歳までの約20人の生徒が1つの教室で一生懸命勉強していた。「What
is this?(これは何ですか?)」と先生が聞くと「This is a notebook!(これは本です!)」と元気良く返事が返ってくる。自分も子ども達の前に立ち少し自己紹介をしてみる。「I
am Yasuhiro Towata. Please call me Yasu.(砥綿泰弘です。やすって呼んでね!)」すると、あちこちから「やすー!!」という呼び声がかかる。なんて微笑ましいんだろうと思わずうれしくなった。 |
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トイレも徐々に、できてきた。男女各1部屋ずつのオーソドックスなスタイルである。
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