
過去の活動

地雷撤去視察のため、朝6時45分にホテルを出発し、地雷撤去の国際NGO MAGのバッタンバン事務所に寄りました。

そこから、MAGの車の先導でサムロート郡カンチャン村の地雷原に向かいました。現地到着後、名前や血液型を記入し、ブリーフィングを受けました。

そこは、1979年から1988年まで、ポルポト軍とベトナム軍の激戦地で1980年から2014年までに地雷による被害者が52人(内死亡1人)不発弾による被害者が16人出ていました。

そのエリアCMAA15477のA2-2(1,238,983 ㎡ 約124ha)を視察します。これまでにタイプ69、タイプ72A、PMN2、POMZ2などの対人地雷が発見されていました。ブリーフィングの後、ヘルメットやプロテクターを装着し、2班に別れていよいよ地雷撤去の視察に入りました。

ツアー参加者は、CMACのトレーニングセンターで、擬似地雷原での訓練は視察しましたが、本物の地雷原は初体験。

MATチーム(マイン・アクション・チーム)による酷暑の中での活動が如何に大変かは体験出来たのではないかと思います。

今回は、タイとの戦争の一時停止中で地図の通り(左下角の赤点)現場がタイ国境にあまりにも近くいため、軍から許可が出ないとのことで地雷の爆破は断念しました。

視察後、ドネーションを行なって地雷原を後にしました。
2025年12月6日更新

2007年11月に佐世保青年会議所(当時第55代 曽和英徳理事長)をドナーとしてバンティミンチャイ州に建設した「CMCコーントライ夢中学校」へ。残念ながら曽和さんは、所用で先に帰国されましたので、引き継いで、皆さまをご案内しました。途中の国道5号線は、道路の拡幅と本格的な舗装のための大規模な工事が行われていました。

中学校では約120人の子ども達が迎えてくれましたが、今年の1月にチェコさん(寺村智恵子さん)、トーナイ(藤内和恵さん)、キクちゃん(菊池景子さん)らの日本語教室トライアルを受けた子から、日本語での自己紹介を受けました。

それから記念撮影をして、授業を参観しました。地球一周の船でチェコさんたちと知り合いの参加者もいて、とても盛り上がりました。
2025年12月5日更新

「CMCセクソク林田小学校」は2019年6月に福岡県飯塚市の「アストル税理士法人」林田俊一さんをドナーとしてバッタンバン州セクソク村に建設されました。

今回は、その名代として子息の拓郎君が立派に挨拶を行い、その任を果たしました。挨拶の後は、炊き出しで準備されていたグリーンカレー、レッドカレーやヌードルを美味しく頂きました。

各教室から嬉しそうな声が響き楽しい交流が行われていることを実感しました。

2025年12月4日更新

「CMCボップイ三好小学校」を訪問しました。


ボップイ小学校の子ども達のために三好不動産、ニッポンインシュアの両社から「三好饅頭」とシャボン玉、そしてヨーヨーが準備されました。

そして、参加者の皆さんから1人ひとりに配られると、恥ずかしそうに受け取っていた子ども達から、歓声が上がりました。

CMCボップイ三好小学校では、8年振りに、平山恵理子さんによる歯磨き指導が実施されました。


2025年12月4日更新

地雷探知のシュミレーションに続き、地雷探知犬の訓練の様子を視察しました。
訓練は生後2週間目から始め、2歳になるまで、段階を追って進められます。
以前は、北欧から購入した高価な犬が使われて来ましたが、最近では、ボスニアからの犬をカンボジア独自で繁殖させて、地雷犬として育てているそうです。

日本の協力で完成した新しい施設では探知犬とトレーナーが共同生活ができるようになっています。

子犬の頃から火薬の匂いを覚えこませ、爆発物を探知したらその場にお座りをして地雷の存在を知らせる。
そのための様々な訓練方法を見学出来ました。

今では、カンボジアの地雷撤去に関する技術は、世界的にも高度なものとなっており、現在地雷問題が発生しているアフリカや南米において、カンボジアのスタッフや地雷犬が活躍する時代になっていると聞き、本当に嬉しくなりました。

2025年12月3日更新

プノンペンを朝7時に出発して、コンポンチュナンのCMAC(カンボジア 地雷活動センター)の総合訓練センターを訪問しました。

まずは、対人地雷の探知方法についての説明と実践、希望者にはプロテクターやヘルメットを着用しての体験をさせて頂きました。

次に探索中に事故が起きた際の対応訓練。 如何にして救急車やヘリコプターに運ぶかの実践。
そして、対戦車地雷や不発弾の探知方法など、長年活動に関わってきた私も中々見れない訓練で、勉強になりました。

2025年12月3日更新

カンボジアの負の遺産、ポルポトによる拷問・虐殺の現場「トゥールスレン虐殺博物館」を視察しました。

30年前に初めて訪れた時と比べて、随分と臨場感は薄れましたが「2度と繰り返してはならない」という月並みな言葉では表せない怒りとやるせなさを感じる瞬間でした。

2025年12月2日更新

在カンボジア日本国大使館に植野篤志 全権特命大使を表敬訪問しました。
大使には、この8月に曽和英徳 理事長に引き継いで頂いたことを報告し、大使からはタイとの戦争やコロナの影響を含むカンボジアの現状についてのレクチャーを頂きました。

カンボジアでは、地雷問題は収束に向かっていたのが、今回の戦争で新たに問題化しているのが残念だとのことでした。
また、戦争による緊張は国境の一部に限定されており、トランプ関税も下がり、国全体としては安定しているので、多くの方に来て頂きたいとのお話しでした。

曽和理事長から今後、現地での教育に力を入れていくつもりだが、貧困の根が深いことを取組みを続ける程感じると話され、それに対して、教育はカンボジア政府自体の問題だが、支援する側としては継続することが最も重要であると植野大使の言葉を頂きました。
CMCにとって、必要とされる限り、活動を継続していくことが求められていると認識を新たにしました。
2025年12月2日更新

プノンペン王立大学の外国語学部、日本語学科を訪問。
日本語学科長のキム・ニピセット先生の案内で日本語学科3年生の12人と交流しました。


今年、学科創立20周年を迎え、更に交流が深まるよう願っていますとのメッセージが寄せられました。
2025年12月1日更新

家庭訪問の翌日は学校で今後の支援策について協議をしました。
通訳を介しての話し合いなので、いつもなかなかニュアンスが伝わりずらく、今回は前日の訪問内容を含めた議事次第を夜中に作成し、それを元に話し合いを進めました。

会議終了後は覚えている間に議事録をまとめ、翻訳サイトで翻訳して校長先生に送り、確認してもらっております。
日本とは勝手がちがって色々と苦労も多いですが、先生がたも協力的で助かっています。
2025年10月24日更新

今回のツアーでのミッションのひとつに、生活が厳しい家庭へ訪問させてもらい、その現状を確認することを予定していました。

プライバシーにも関わるのでここには多くを記載できませんが、想像を上回る厳しい現実に直面させられ、言葉を失ってしまいました。

全てを解決することはとてもできません。その中でも何が本当に役に立つのかを現地の方々と確認しあいながら、できることを地道にやっていきたいと思います。
2025年10月23日更新

今日は朝からコーントライ夢中学校へ。
各学年の成績上位5名に対しての表彰状と校長先生からは正式な卒業証書を渡しました。


その後はみんなで楽しく昼食!

1人だけ高校進学をあきらめた子がいたのがちょっぴり残念でした。事情は聞きましたが今はどうすることもできませんでした……
2025年10月23日更新

地雷博物館の館長でこれまで多くの地雷を撤去してきたアキラを訪ねました。来館者がかなり減っているようで大変とのこと。
各方面にドネーションをお願いしていました。
今回は学校が不足している地域については意見交換をしに来ました。生涯をかけて地雷撤去や地雷原に暮らす子供たちのために活動を続けている姿には本当に頭がさがります。
気持ちばかりですがドネーションさせてもらって博物館を後にしました。

2025年6月21日更新

今日のミッションはポイペトの企業訪問です。タイ人向けのカジノの街でもありますが、もうひとつは経済特区があり、中国マレーシアと共に日系企業も多く雇用の多い街でもあります。Googleマップに道無き道を案内され、もう少しで沼にハマりそうな所を脱出しながら何とか目的の企業へ到着しました。
チョーダの後輩のツテで訪問することが出来ました。
行田電線株式会社会社のグループ会社 YUKITA ASIA (CAMBODIA) CO.,LTDへお邪魔しました。

ワイヤーハーネスを約200名の作業員が黙々と生産していました。
Ishihata Managing Director と工場長さんの2名以外は全員カンボジア人でほぼ女性との事でした。先に会社の概要やポイペトの様子などを伺ってから、チョーダの後輩のチュンリーさんの案内で工場内を見学しました。日本語が上手で助かります。
雇用条件や福利厚生も整っていて、頑張れば年齢に関係なく給料も増えていく仕組みがいいなと感じました。どこかの国の労働基準法も少しかんがえてもらいたいですね。

2025年6月21日更新

正副教育長、コーントライ中学校のリム校長先生も同席してくれて会議がスタートしました。教育長は次の会議があり45分くらいで中座されましたが、副教育長は残っていただきトータル1時間半くらいカンボジアの教育の状況について話を伺いました。
全ては書けないので印象に残ったものをいくつか。
ひとつは貧しい家庭の証明制度があるとの事でした。申請に通れば家族1人あたり20000リエル(約5ドル)もらえるそうです。通っている学校へ80%出席が条件です。私にとっては貧しい家庭を特定できる事が可能ということが分かりました。ちなみにコーントライ中学校では156人中48人が認定されているそうです。

次に中学校中退の大きな原因の一つに勉強についていけない、その理由は入学時にまだ文字が読めない子が多いとのことでした。これも今日まで全く知りませんでした。入学時の支援が必要とのことでした。
もうひとつは未だに親が教育に対して熱心ではない、ということです。これは中学校を建てた当時から気になっていて、かなり改善されたのでは思っていましたが、実態は全然そうでは無いようです。行政としても様々な形で指導しているけど、あまり効果が無いようです。
他にも参考になるお話を聞かせていただいて教育局を後にしました。最後は副教育長と記念写真です(^^)

2025年6月20日更新

ここは中・高が併設されており、全校生徒数は1084名、ここ以外5つの中学校から生徒が通っています。ただ、1校目の高校と比べて貧しい家庭が多く、中退者は多めでした。あと通学距離が中退理由にもなっているようです。最も遠い子が16km。バイクなので大丈夫じゃない?って思ってしまいましたが、道路事情や様々な困難があるようです。平日は使ってない教室に寝泊まりしている子達もいるとの事でした。

こちらの高校も卒業試験に合格、不合格で進学の仕方が違うのですが合わせると9割近くが進学との事でした。近くの公立大学で学費が500ドル/年。貧しい家庭の収入が100ドル/月。何とか高校に行かせるためには300ドル/月程度の収入が必要で、大学に行かせるとなるとまだかかるようです。学校も先生も足りていません。足りないものだらけだし、未来のための活動ももちろん大切ですが、今、目の前で取り残されている貧しくて中退せざるを得ない子どもたちが最も心配です。

2025年6月20日更新

本日最初に訪れたのはNimit 高校。
コーントライからは5名の生徒が進学しています。
今日はコーントライのリム校長先生も同行してくれるので皆さん顔見知りで助かります。こっちの人って本当に親切な方が多いですね。ここは小、中学校も併設されていて校長先生はひとりです。比較的貧しい家庭が少ない地域ということもあり、中退する子は少なめでした。それよりも驚いたのは高校を卒業する子はほぼ全て大学へ行くとの事でした。進学のシステムが日本とは全く違うので一概に比較はできませんが、勝手にイメージで大学にはあまり行っていないのでは思っていたのが覆されました。

他にも興味深い話をたくさん聞くことが出来ました。
5名の卒業生もみんなそれぞれの夢に向かって元気に頑張っている様子を見ることができて嬉しかったです。

2025年6月20日更新

CMCコーントライ夢中学校にて、2月に行われた試験の成績優秀者の表彰式を少し遅くなりましたが執り行いました。
本当は4月に行きたかったのですが、何しろ忙しくて本日になってしまいましたm(_ _)m
今日はカンボジアの祭日にもかかわらず優秀者だけではなく生徒全員、そして保護者にも一部来ていただいて予想よりちゃんとしたもの(?)になりました。

クメール語の表彰状と共にお小遣いも多少入れて夢に向かって頑張るよう話をしてきましたがちゃんと通じてるのかな?

お小遣いの袋はCMC支援者である、いやしの石ころぎゃらりー 千の坊 福本千鶴子さんが製作されたものを使わせていただいてます。感謝!

11月に入学した新1年生66名中、すでに15名が家計を助けるため中退したとの事。併せて2年生が9名、3年生が6名辞めざるを得ない現状がまだここにはあります。厳しいですね……
リム校長先生にCMCの活動報告書を渡し、第一ミッション終了です。
2025年6月19日更新
2024年度の活動報告書&決算報告書を掲載いたしました☆
https://cmc-net.jp/img/2024houkoku.pdf
2025年度も引き続きよろしくお願い申し上げます。
2025年6月15日更新

朝5:30にシェムリアップを出発して7:30にコーントライ中学校へ到着!
8:00から各学年ごとに1月8日から開催している日本語教室を見てきました。人に教えることに関しては全くの素人である私から見ても、お願いした寺村智恵子先生の教え方は、子どもたちが楽しく学んでいる姿を見てさすがたなあと感じてしまいました。

時折、厳しい顔を見せながらもこの1ヶ月弱で自己紹介できるようになっていたのには感心しました。
私の自己紹介の方がよっぽど冴えませんでした。

はじめて通常の学校の様子を見ることが出来ましたが、ホームルーム的なものもなく、生徒が鳴らした鐘の合図で授業が始まります。何でも行ってみないと分からないですね(^^)
2025年2月1日更新