カンボジア地雷撤去キャンペーン
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 2月21日(木) ボップイ安倍小学校訪問
スタディーツアー4日目、我々はCMCの支援によって建設されたボップイ安倍小学校を訪問。早朝バッタンバン市街から車で約1時間半、国道5号線を走行。道は奥に進むにつれて悪化し、我々の車がでこぼこ道を通ると、砂埃がものすごく舞う。

子どもたちが拍手で迎えてくれた
小学校に着くと、生徒全員が我々の到着を門から校舎前まで2列になって歓迎してくれ、我々は子どもたちの間をCMCの旗を持った旗手を先頭に入場した。所定の位置に着くと先生の合図で子どもたちは一斉に整列した。この整列もきちんと前に習って短時間で並ぶことができていた。子どもたちにCMCソングをプレゼントし、みんなでラッピーヤを歌った。
その後、子ども達の授業風景を視察する。校舎に向かって一番左端の教室では算数の授業が行われていた。子ども達の持ち物を見せてもらうと、A4サイズの半分ほどの小さなノート1冊にボールペンが1本。ある女の子は日に焼け、砂にまみれになったような表紙に日本語で「算数」と書かれてあるノートを持っていた。去年かそれより以前にCMCの支援により手渡されたものだろう。また、教科書を持っている子はほんのわずかであった。
一生懸命ノートをとる子どもたち

ソパニンちゃんからとびっきりの笑顔が見られた
次の教室に行くと、2005年に元現地駐在員の古川純平さんが助けたという全身火傷を負った女の子「ソパニン」ちゃんがいた。純平さんのことはまだ覚えているといい、純平さんの話題が出ると、彼女の顔から笑顔が見られた。
授業のあとは子どもたちとの交流の時間。ついさっきまで恥ずかしがってシャイに振舞っていた子どもたちも羽を広げて、サッカーに縄跳びと時間も忘れて交流した。疲れることを知らない子どもたちの元気な姿を見て、以前までここも地雷原であったということを感じさせないほど、本当にどこの小学校にでもある光景であった。
サッカーで子どもたちと遊ぶツアーメンバー

舞の里小アルミ缶ポンドの前で
ため池の水をこの甕に溜め、泥を沈殿させ、
子どもたちの飲料水となる
ここボップイ安倍小学校には、古賀市立舞の里小学校の子供たちがアルミ缶を集め、それをお金に換金した支援金で造られた溜池がある。この溜池は主に子供たちの生活用水となり、学校のそばに住む「ヘム」さんのおかげで毎日、綺麗な水とはいかないが子供たちはそこの水を飲んでいる。今回訪ねたときは牛などが溜池に入ってきて、そこで水浴びや糞をしたりと衛生上よくない、もしかしたら疫病にも繋がりかねないということで牛が入って来れないように溜池の周りに柵を張り巡らせてあった。これで以前よりかは衛生的に安全な水が飲めるようになったと思われる。

最後はCMCから先生の方に給料としてドネーション、大阪ワイズメンズクラブ山本さんより、五十鈴中学校の生徒から預かった文房具類一式が手渡される。

CMCバッジを先生方に渡す
CMCでは次に教員の宿舎を建設予定している。それは遠方から通う教員が雨季になっても学校に通勤できるようにする為である。
そして訪れた時と同じように私たちは子供たちの拍手と笑顔の中、ボップイ安倍小学校を後にした。
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