カンボジア地雷撤去キャンペーン
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ゴミ山で働く子供たち
(記録) 田口陸奥男 / 中島久美子 / 羽田野勝利 / 堀川ひろ子

プノンペン郊外にあるゴミ集積場、ストゥン・ミエン・チャイ(成功をもたらす川)。生ゴミ、空き缶、ボロキレ、紙くず、プラスチック、ペットボトル等未分別のゴミがプノンペン市内から毎日運ばれ、一帯が山のように高くなっていることからゴミの山とも呼ばれている。そのゴミの山で、悪臭と煙と埃にまみれながら働く人々、そして子供たちがいる。

< 労働方法 >
ハエが飛び交う腐臭の中、人々は手作業によって値打ちのあるゴミを集め、それを 売って換金し日銭を稼 いでいる。
かぎ針のような棒や熊手を使って目当てのものを探り出す。

紙くず 1Kg 350 リエル (約11円)
ビニール 1Kg 800 リエル (約24円)
空缶 1Kg 200 リエル (約6円)

< 収入 >
平均1日 75円 (3000リエル)
子供は5時間働いても2000〜2500リエルにしかならない。


< 生活水準 >
ゴミの合間に小屋が建っており、生活している家族もある。彼らは貧困や最悪の衛生状態のため慢性的な栄養失調状態である。見た目7、8歳の子供でも年齢を聞くと13歳だったり、成長の遅れている子供も 多い。
VCAO ヘルスケアセンター訪問
(記録) 田口陸奥男

ゴミの山入り口付近にヘルスケアセンターがある。ここではごみの山で働く子ども達に国語、算数、英語などを教えており、また手を洗うなどの基本的な衛生教育もゴミ山で働く子供たちに対して行っている。午前にゴミの山で働いた子どもは午後に学校に、また午前に学校に行った子どもは午後にゴミの山で働く。また、若者たちに対しては縫製や美容の職業訓練も行っている。

「難民を助ける会」障害者職業訓練センター
(記録) 阿部容子 / 金近知明 / 羽田野勝利
ごみの山を後にし、 1 度ホテルへ帰り、シャワーを浴びる。靴や T シャツには、ごみ山のにおいが染み付いていた。レストランで昼食をとり、本日最後の訪問先、『難民を助ける会( AAR,Japan )』の障害者職業訓練校のあるキエンクリエン障害者支援センターに訪問した。はじめにセンターの責任者である、鷺谷さんからセンターについての説明を受ける。 AAR,Japan は、現在この支援センターで職業訓練センターと、車椅子工房を運営している。

■職業訓練センター
1993年に開設、障害者が自立し、カンボジア社会に参加する事を支援、促進する。職業訓練は約一年間のプログラムで、毎年40〜50人の障害者が技術や識字教育を受けている。
まず職業訓練はバイクの修理、テレビ・ラジオの修理、裁縫の3種類の訓練が行われており、 40〜50 名の障害者に対し志願者は約200人。選考基準は、まずやる気のある人、家族の理解がある人、そして招来自分の村へ戻ってお店を開くために、もともとお店がまだない村の人を優先する。そのため、読み書きが出来る、出来ないは関係なく、出来ない人は入学前に3ヶ月読み書きを学ぶこともできる。また、技術訓練だけでなく、環境、衛生、エイズ、栄養、家族計画などの社会的基礎知識と、家計簿などビジネスの基礎知識も教えている。生徒卒業後は、フォローアップとして生徒の村を年3回ほど訪問し、ビジネスがうまくいっているか、精神的に悩みがないかなども調査している。

■車椅子工房
現在、カンボジアには3つの車椅子工房があり、この支援センターの車椅子工房はそのうちのひとつ。職業訓練センターと同じく障害をもつ人が車椅子の製造を行っている。日本の専門家による技術支援を受けながら、年間約 300 台の車椅子を製造し、プノンペンとその周辺に住む障害者に、無料で配布している。作られる車椅子は使う人に合わせて S,M,L の3つのサイズに分けて作られる。また、障害の種類やその人が住む環境にあわせた形の(たとえば小児麻痺の人が使うのであれば背もたれが高いもの、道路が舗装されていない地域に住む人には3輪の)車椅子が作られ、車椅子を使う人のニーズに極力合わせたものをつくっている。しかし、国内に 1 7万から 40 万人いるとされる障害者の数を考えると、車椅子の生産はまだまだ追いついていないのが現状だろう。



Vol.3


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