カンボジア地雷撤去キャンペーン
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モンドルバイ希望小学校
(記録) 百瀬雄一郎 / 佐伯恵美 / 堀川ひろ子 / 西森志保
世界遺産として世界各国の人々の注目を集めるアンコールワット、それは、古代遺跡の美しい建造物としての誇りだけでなく、カンボジア王国にとって、外貨を獲得するためには欠かせない、収入源となっている。アンコールワットのある街シェムリアップは、つい最近までは、地雷がたくさん埋まり、とても危険な地帯であった。しかし今では、カンボジアの首都であるプノンペンよりも美しく、整備され、同じ国とは思えないほどの高級リゾート地として、今、めまぐるしく発展を遂げている。ここを訪れたら、本当にこの国が貧困で苦しみ、人々の生活が苦しいのか、わからなくなるだろう。それほどに観光客が往来し、活気があるのだ。

モンドルバイ村はアンコールワットのすぐ近くに位置している。ここは現地の人々から「チュンピカ村(障害者村)」と呼ばれ、生涯を持ったために差別されている人たちが多く住む村である。もちろんその多くが地雷による被害者である。そして観光客にカンボジアの暗い部分を見せたくないという州の意向により、立ち退きを命じられている場所でもある。

この村には小さな小学校がある。日本の NGO 国際人権ネットワークが運営する「希望小学校」だ。 CMC ではこの小学校の支援も行っており。今回も支援物資を持って訪れた。

まずは子供たちにご挨拶
みんな元気よく我々を迎えてくれた

子供たちの授業風景を見せてもらった
熱心に先生の言葉に耳を傾ける子供たち
村に到着すると、すでに子供たちが整列して待っていてくれた。1年から3年ということで、みんな小さい。交流の第一歩としてCMCソングをみんなで熱唱。その後、子供たちの授業風景を見せてもらった。外の日差しは強いが、教室の中は幾分ましである。子供たちは元気よく先生の質問に答えたり、先生の説明を聞いていた。将来のカンボジアを担う子供たちである。今はまだその自覚はないと思うが、しっかり勉強してカンボジアの将来に貢献してもらいたい。
次に物的支援。日本から持ち込んだ栄養剤などもあるが、日本の支援者からいただいたお金で現地のお米を購入。障害を持った人のお宅まで届けに行った。
負けじと挑戦するメンバー
結果には触れないでおきたい
その後、小学校に戻り子供たちとの交流第二段!子供たちはすでに遊びを始めていた。目を引いたのがゴム跳び。自分はやったことはないが、日本でも同じような遊びはあったはず。こういう遊びに国境はない!

しばらく子供たちと遊んだ後、いよいよお別れのときとなった。持ち込んだ遊び道具も含めて、タオル、栄養剤などなどを皆さんに手渡した。最後は緒方さんも含めたみんなで手を振ってくれた。我々のバスが見えなくなるまで手を振ってくれる子供もいて感無量であった。この子達に明るい未来があることを願っている。

代表の緒方さんへ小学校運営費を手渡す


Vol.3


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