また彼は撤去だけではなく、戦争孤児や、地雷によって手足を奪われた子どもを引き取り育てている。その子供たちは非常に明るい。それぞれの胸のうちには手足を奪われ、やりきれない思いが渦巻いているのだろうが、それでも、同じ境遇を背負った兄弟ともいうべき仲間の存在が、その仲間との生活が、彼らからほんの少し孤独を忘れさせ、やりきれない気持ちを癒してくれるのだろう。昨年のCMCラジオ放送「VOICE OF HEART」でも、ここで生活する子供たちをゲストに迎え、自身の被害のこと、現在の生活、そして将来のことを語ってもらった。