カンボジア地雷撤去キャンペーン
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カンボジアスタディツアー参加者感想
CMC第13次スタディーツアー                 松井 由美


 今回、“真のカンボジア”を知りたい、という強い思いをかけて、数年前からの念願であったCMCツアーに参加し、文字では表せないほど多くのことを学びました。

カンボジアには世界遺産であるアンコールワットがあることで知られている反面、『地雷・汚い・貧乏そう』などマイナスイメージが根強く残っていると思います。

趣味のひとつであるマラソンを通じ、アンコールワットのチャリティーマラソンに参加した際、地雷により足を失った車椅子ランナー・義足ランナーに出会い、彼らの笑顔が忘れられず地雷被害の実態を知りたい、思うようになりました。
日本にはカンボジアを支援している団体はたくさんあり、本やインターネットなどでも多くのことは調べることができます。とはいえ、そういった情報源では限りがあり、本やテレビなどでは知ることができない事実を、自分の目で見たり話を聞いてありのままのカンボジアを感じたい・・・。支援金などの使い道は実際のところ何なのか?本当に必要とされているところに届いているのか?など、多くの疑問を抱きながらツアーに参加しました。

ツアー中の各視察地において、現場の当事者からの話を直接聞いたり、衝撃的な場面を目の当たりにしたり、現地に行って現実に直面した人だけがわかることを感じることができたと思います。

トゥールスレンでは、ポルポト時代の残虐生活から乗り越えてきたチュンマイさんに出会い、彼のNo.22の独房の前で直接、当時の出来事の話を聞かせていただけた内容は強く頭に残りました。『大勢の人に会って話をすることが嬉しい。話を聞いてくれたこと・訪問してくれたことに本当に感謝をしている。』と語ってくださったチュンマイさんの目は少し涙ぐんでいるように見えました。人に対して行われるべきでない行為を受け続け、生きるか死ぬかの“時”を過ごしてきた彼が、当時を振り返って話すことは気持ちの部分でどんなにつらいことか・・・
生き残った7人のうち、現在の生存者は3人しかおらず、そのうちのひとりからありのままの様子を伝えてもらえた私達は、彼が望んでいることである『後世に事実を広げていくこと』を彼らと一緒に伝えていくことで少しでも協力できると思いました。

キリングフィールドでは、犠牲になった方々の衣類や骨があちこちに見受けられたこと、塔に積み上げられた頭蓋骨などからも大勢の人々の最期の地であることを知らされました。

ごみ山、エマージェンシーホスピタル、地雷被害の少年少女のインタビュー、ホームランド、職業訓練所、そして地雷原・・・どの視察地においても深く感じるものがあり、見たり聞いたりして得たたくさんのことを身近なところから伝えていきたいと思います。短い日程の中でとても濃い時間を過ごし、広範囲のバックグラウンドの参加メンバーと話をすることでも多くのことを学ぶことができました。
今回の訪問地はカンボジアの生活に踏み込んだところを見れたので、少なくとも自分の記憶の中では鮮明に残し、写真や記録を元に長い時間をかけてでもカンボジアの実態・理解を深めていける活動に参加していきたいです。



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支援金受付  三菱東京UFJ銀行福岡支店 普通 1567008
 郵便振替 01770‐0‐38559
 口座名  カンボジア地雷撤去キャンペーン


 
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