過去の活動
土起こし
2010年にCMACが地雷・不発弾を除去した後、2011年2月にトゥールポンロー中学校が完成。今年から学校田プロジェクトをスタートさせる。生徒たちと一緒に米作りをしながら農業、農業のバリューチェーンを学んでいく。いままでは地雷原で人の手が入っていなかった土地を開墾して田んぼにする。もともとは森だったところ。肥沃な土地を活かしたい。
いまは乾期だが3月に入ってひと雨ふた雨来てマライでは農家が土起こしをし始めた。5月ごろの種蒔きに向けての田んぼの準備が始まっている。まずは手つかずだった土地を開墾し田んぼとして利用 するためにトラクターで土を起こしていく。
4連ディスク・プラウ(鋤き)で固い土を起こす土が空気をたくさん含むよう起こして乾かす土起こし前(3/16)。一面に雑草が生い茂っている。
土起こし後(3/23)。約2ヘクタールを田んぼとして利用する。
開墾するのに来てもらったトラクター。何と、1年前に同じくマライ郡で対戦者地雷を踏んで運転していた男性が死亡したトラクターだった。トラクターのオーナーに言われて気づいた。その時取材に 行ったので彼は僕を覚えていたのだ。その後トラクターは修理して現場復帰したのだが、その現実的なたくましさに驚くと同時に何か因縁を感じた。写真は事故直後にCMACが撮影したもの。 地雷原を田んぼに。地雷原だった場所が豊かな農地へと生まれ変わる。人々の生活の向上につながる農業のあり方を現場で考えて実践していく。
2012年3月23日更新