過去の活動
シェムリアップ国際空港にて、ツアー参加者が全員揃っている事を確認し、ツアー参加者とアプサラダンス鑑賞した後ホテルにてチェックインをし、久々のナイトマーケットをCMCメンバーの山田さんと一緒に散策しました。
2日目、まずはトンレサップ湖へ。東南アジア最大の湖というだけあり、壮大な光景に感激しました。雨期に青空で晴天だった事は本当に幸運でした。
アキラ地雷博物館ではツアー参加者が曽田駐在員の話を真剣に聞き入っていたのがとても印象的でした。この国
の1975年以降の悲劇の歴史を目の当たりにした人にとってインパクトは強烈なものがあります。義足リハビリセンターでは、ツアー参加者へ施設概要を説明して頂いた後に、質疑応答を行い、CMCから施設へドネーションを行いました。シソポンにて夕食を摂った後、CMC事務所のあるバッタンバン市内へ到着したのは23時前でした。
3日目、ボップイ安部小学校を訪問。学校の子供達は歌で、ツアー加者とCMCを大歓迎してくれました。
ツアー参加者は焼きそば作り、子供達にダンス披露、紙芝居、長縄跳びetcとバラエティーに溢れる内容で子供達と夢中で交流する光景がとても素敵でした。約5時間という滞在時間にもかかわらず、子供達をはじめ村のお母さん達もこのイベントに参加、ご協力いただき大変な盛り上がりとなりました。その後、バッタンバン市内にて地元の身障者バスケットボールチームとの懇親会となりました。曽田駐在員、現地スタッフのラタナ、ダラの手助けもあって、身障者とツアー参加者が楽しくコミュニケーションし、和やかな時間を過ごす事が出来ました。
4日目、コーントライの民家をツアー参加者6グループに別れて訪問しました。私のグループは石原和幸氏のスカラーシップを受けて高校通学しているチア・ダリンさん宅でした。家族総出で出迎えて頂き、ツアー参加者と一緒に昼食を作り、さながらホームパーティといった感じでした。とても美味しい昼食を頂いたり、採れたてのココナッツを頂いて、ダリンさん一家の方々には本当にお世話になりました。午後は、大変な悪路をようやく徒歩で辿り着いたトゥールポンロー中学校にて曽田駐在員に数学の公開授業を行ってもらい、私達も一緒に子供達に数学のドリルの手ほどきをしましたが、簡単な問題であっても解法が異なるため、教えるのに苦労しました。数学に関して言えばここの中学生は日本で言う算数レベルの内容しか学べていない事を実感しました。
5日目、ツアー参加者はアンコールワット観光でしたが、私とCMCメンバーの山田さんはシェムリアップ市内の、鬼一二三さんが運営されている日本語学校と、メアス・博子さんが運営されているスナーダイクマエ孤児院を訪問しました。鬼さんは朝からボランティアスタッフの受け入れで忙しくされていましたが、時間をとって頂き、お話させて頂きました。あのアキラ氏も鬼さんの教え子との事でした。また、この学校からオリンピックカンボジア代表を輩出したいと熱く語られていました。スナーダイクマエ孤児院では、メアス・博子さんは一時帰国でご不在でしたが、卒院生の日本語が堪能なラボさんに案内して頂きました。ここでは現在19名の孤児を受け入れているとの事でした。孤児となった主な要因は貧困そしてDVとの事でしたが、ここの子供達は皆とても明るく、現在は日本語の授業は行われていないにも関わらず、皆日本語で挨拶してくれました。毎年日本で絵画展を開催されているとの事でしたが、子供達の書いた絵は本当にとても素晴らしいものばかりでした。
夕刻となり夏休みツアー参加者をお見送りしました。皆さん本当に今回のツアーに満足されているご様子で何よりでした。素敵な思い出を沢山持ち帰られ、無事帰国された事を心から嬉しく思います。
CMC事務局 樋渡
2014年9月25日更新