第14次スタディツアー参加者の感想 |
スタディーツアーに参加して 湯川由弘
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自分になにができるのだろうか?ここ数年ずっと考えていた。
植林をしたり、空き缶をひらったり、身障者に釣りを体験してもらったり、等等は行ってきた。
ユニセフ、各種NGOの会員になったり、ドネーションしたり、里親にもなっている。が、しかしどこか納得できない自分がいる。いつしか現地へいって現場で汗を流したい、という思いが込み上げてきた。しかし現実には長期で職場を離れることは難しい。
そこでたまたま見つけたのがCMCスタディツアーだった。
カンボジアは二度目だったが、今から思うと前回はただの観光にすぎなかったように思う。今回はカンボジア人の通訳(ナックさんとう素晴らしい人に出会えたことは幸運だった)と現地と地雷関係に精通している大谷代表の詳しい説明を受け、カンボジアがどういう国なのか、今はどんな状態なのか、を理解することができたように思う。しかし現実はほんの一部だけを知ったにすぎないだろう。
今回のツアーで最も印象に残ったのが、スペインのカトリック系のNGOで地雷を踏んで右足がなくなった13歳の女の子の表情だった。2年前に農業の手伝いをしてお母さんと一緒に被害にあった。当時は「死にたい」と思ったという。しかし今は溢れるばかりの笑顔で目を輝かせて、「将来は学校の先生になりたい」という。
これは個人的推察にしかすぎないが、彼女はそれまでは国境近くの貧しい村で満足に学校もいけなかったのが、今は毎日の食事が3度与えられ学校にも通えて大学にまで進学できるという。そして住んでいる施設には仲間がたくさんいて、なによりも将来の夢が見つかった、のではないかと。
僕はこの女の子の笑顔を見たときに、「これがNGOだ!」と思った。笑顔を作り出すことをお手伝いすることがNGOの本質である、と。
「君の笑顔はとても素晴らしい。将来きっと大物になるよ。オレの勘はよく当るんだ」と
ナックさんに通訳してもらったら、最高の笑顔を返してくれた。
僕は子供が大好きだ。子どもの笑顔を見ると心が洗われるようだ。カンボジアの子ども達に少しでも多くの笑顔が溢れるように微力ながら協力させていただきたい、そう決意したツアーだった。
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支援金受付 |
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郵便振替 01770‐0‐38559 |
口座名 カンボジア地雷撤去キャンペーン |
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