| 基礎も終わり、地梁のための作業に取り掛かる。学校の外周に積まれたレンガは土の流出を防ぐ役割と、地梁の土台の役割を果たす。 この日は日曜日であったが国際子どもの日ということで、小学校で小さなお祭りをしていた。
 自転車競走(遅い人が勝ち)や米袋に入って競争など様々な遊びをし、子ども達のはしゃぐ声があたりに響く。カンボジアの伝統的な遊びだと教えられたが、日本とさほど変わらない遊び方に親近感をより一層覚えた。
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              |  子供たちも興味津々
 |  1つずつ丁寧にレンガを積んでいく
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              |  元気に歌う小学生
 | 最後はカラオケ。恥ずかしがる子や、堂々とみんなの前に立って歌う子。みんな顔いっぱいの笑顔をみせ、小さなお祭りをめいいっぱい楽しんでいた。 | 
            
              | 徐々に地梁ができてきた。 まずは鉄筋を張り、その周りを木枠で覆う。そしてコンクリートを流し込む。
 技術者に聞いたところ、基礎、地梁には時間がかかるそうだ。大事な校舎を支える土台、少しずつ確実にできてきている。
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              |  |  鉄骨に木枠をはめていく
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              |  地梁の鉄骨
 |  床に詰める石を1日中砕く
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              | 地梁が完成し、支柱を建てる作業に入った。 支柱が垂直になるように真鍮を使って慎重に測っていく。
 いつもはニコニコしながら作業をしている作業員も、この時だけは真剣な顔つきになって、真鍮とにらめっこしていた。
 同時進行で、廊下、教室の床にラテライトを敷き詰め、足元がしっかりとしてきた。
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              |  支柱が建ち始める
 |  校舎裏側より撮影
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              |  木枠を固定する
 
 |  真剣に真鍮を見つめる
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              | 計39本の支柱が建ち終わり、徐々に学校の原型を思わせるようになってきた。 廊下、教室の床に敷き積まれたラテライトも機械を使い押し固められ、床になるための準備万端といった感じだ。
 屋根梁のための木枠も組まれ出す。
 毎週毎週進んでいく建設過程に合わせて、新学期の子どもたちの姿が徐々に鮮明に思い浮かぶようになってきた。
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              |  支柱が建ち終わる
 |  屋根梁に取り掛かる
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              |  土を運んでいく
 |  ここが廊下となる
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              | 屋根梁の木枠が全体的に組まれた。 床に石を敷き詰める作業もやっていた。1つ1つ適当な大きさに砕かれた石を隙間ができないように1つずつ丁寧に敷き詰めていく。炎天下の中の気の遠くなりそうな作業。みんな熱射病に気をつけ、長袖に帽子をかぶっていた。この暑さの中なら、直射日光に体をさらすよりもむしろ長袖を着ていたほうが涼しくさえ感じる。
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              |  木枠を固定する
 
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  1つずつ石を敷き詰めていく
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