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(上)30℃を超える暑さの中で防護服を着て撤去作業をするMAG隊員。集中心を失えば命を失う。
(バッタンバン州 トゥールスノン地雷原にて) |
(左)地雷撤去作業は今なお手作業によるところが大きい。
まず金属探知機で探るが、プラスチック型なども多く
困難な作業だ。
(バッタンバン州 トゥールスノン地雷原にて) |
発見された破片式対人地雷。旧ソ連製、中国製、ベトナム製、アメリカ製など、地雷には300種類以上が存在する。 |
対戦車地雷 |
内戦が終わって、平和が訪れても、地雷被害者の姿は増えつづけている。 |
地雷被害者は、傷口を測定されて、自分に合った義足を作ってもらう。しかし、心のケアーまではとても手が届かない。
(プノンペン カンボジアトラストにて) |
かろうじて命を取り留めた人々は、義足センターでそれぞれの人に合った義足を作ってもらい、歩行訓練を受ける。しかし、自立して生活の糧を得るのは至難の業だ。
(プノンペン カンボジアトラストにて) |
マノーラ君(当時6歳)
鉄を集めて売ってアイスクリームを買おうと父親に言われ、自宅近くの森で地雷と知らずに破片式地雷に触れ、手と全身に無数の破片が食い込んだ。
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コム・リット君(当時11歳)
木の実を採ろうとして、木から落ちたところに地雷があった。右足を失い、左足も大やけどをしている。
(バッタンバン州エマージェンシーホスピタルにて) |
ウィン・ノンさん(当時43歳)
農作業中、2000年に右足を地雷で失い、2002年に左足を奪われた。 地雷の危険を知りながらも、食べるために自分の土地を耕すしかないところにカンボジアの悲劇がある。 |
シム・トライさん(当時34歳)
森で仕事をしていて休憩のため座り、手をついたところに地雷があり、右手を吹き飛ばされた。
(バッタンバン州 エマージェンシーホスピタルにて) |
今もなお、地球上には対人地雷が1億1千万個、カンボジアだけでも約1千万個が埋設されており、毎日20分に1人が犠牲になっているといわれます。
わたし達は1日も早く、それらの地雷を全廃し、カンボジアをはじめ世界に暮らす人々が安全で平和な生活をおくれることを願いながら活動を行っています。
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