TOP 組織概要 国内活動 現地活動 駐在員レポート 支援方法 講師派遣 地雷とは スタディツアー

     ■VOL 1  CMCボップイ安倍小学校にトイレ完成   ■VOL 9   水と農業
     ■VOL 2  日本の子供たちの絵がカンボジアの子供たちへ  ■VOL 10  地雷被害 (EMERGENCY HOSPITAL)
     ■VOL 3  第5軍病院  ■VOL 11  新学期スタート1 (モンドルバイ希望小学校 編)
     ■VOL 4  ラジオアンケート調査  - その1 -  ■VOL 12  新学期スタート2 (CMCボップイ安倍小学校 編) 
     ■VOL 5  ラジオアンケート調査  - その2 -  ■VOL 13  EMERGENCY HOSPITAL 
     ■VOL 6  ラジオアンケート調査  - その3 -  ■VOL 14  CMCボップイ安倍小学校 教師紹介 
     ■VOL 7  第5軍病院 - その2 -  ■VOL 15  VOICE OF HERAT を多くの人へ 
     ■VOL 8  CMCボップイ安倍小学校の子供たち


■ VOICE OF HEARTを多くの人へ

今年1月から2月にわたり、カンボジア全土で放送されたラジオプログラム 「VOICE OF HEART」
事後調査を通じ、この番組が多くの方に勇気や希望を与えたことが明らかになった。しかし、一方では関心があるにもかかわらず、忙しかったり、番組の存在を知らずに聴くことができなかったという人が大勢いた。

残念なことに地雷被害や交通事故で怪我する人は後を絶たない。もっと多くの人に「VOICE OF HEART」を届けたい!一人でも多くの人に少しでも勇気や希望を与えることができたら!その思いを実現すべく、番組を録音したカセットテープを病院や各種施設に配布することを決めた。カセットテープなら何度も繰り返し聴くことができ、より多くの人に「VOICE OF HEART」を届けられるのではないか。

Emergency Hospitalにて、イタリア人ドクターティノ氏にプレーヤー及びカセットテープを手渡す。 リハビリや歩行訓練を行う理学療法室に設置することが決まった。 VOICE OF HEART を聴きながら、リハビリを行う患者 (Emergency Hospitalにて)
キエンクリエン障害者支援センターにて難民を助ける会(AAR)代表の加藤氏に、カセットテープを手渡す。当センターでは、障害者の自立支援のため、技術訓練や識字教育、さらには車椅子の製作も行なっている。生徒寮に設置してもらうことが決まった。 ICRC(国際赤十字)にて、トム氏にカセットテープを手渡す。ICRCえは、患者に義肢の提供、歩行訓練等のトレーニングを行っている。
食事の時間に、テープを毎日流すことが決まった。患者の入れ替わりが激しく、より多くの方にVOICE OF HEARTを届けることができる。
上の写真は、VOICE OF HEART放送予定の食事会場にて。

シェムリアップのアキラ地雷博物館にて。ラジオ番組初日に出演してくれたハク君チェット君にカセットテープを手渡す。博物館には多くの地雷が展示され、地雷被害を負った子供や孤児が生活している。ラジオを持った少年、チェット君は1本のテープを最後までじっと聞いていた。
さらにここでは、多くの人に地雷・戦争の問題を考えてもらおうと、週に3回、シェムリアップの中心部にて、子供達による劇・演奏を披露している。

アキラ地雷博物館の子供達による演奏風景。さらにカンボジアの歴史を劇によって人々に伝えた。最後は、観衆と子供達、みんなでダンスを楽しんだ。(右写真)
各 種施設に配布したVOICE OF HEART。ラジオ放送はわずか1週間だったが、今後はさらに多くの人に届けることができる。各種施設及び病院は、いずれもこのプロジェクトに賛同し、多 くの患者が聴けるよう努めると約束してくれた。今後も各NGOと協力し合い、心の傷を少しでも癒したい。多くの人がラジオを聴き、お互いの意見や思いを交 わし、励まし合うような場ができたら、と願う。医者ではないため怪我を治療することができない。しかし、このラジオプロジェクトを通し人々を元気付けるこ とができたら、それは最高の喜びである。

現地レポート トップページ



Copyright ©Cambodia Mines-Remove Campaign All Rights Reserved