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■ Emergency Hospital |
Children
Roomの前でみんなニッコリ! |
Emergency Hospitalには、毎日のように地雷被害や交通事故で大怪我を負った患者が運ばれてくる。一刻を争う事態に緊迫した空気が流れる。さらに病棟には、事故に遭い、心身ともに傷を負った多くの患者が静かに横になる。
そのような状況の中、Emergency Hospitalでは、患者が楽しく、明るく過ごせるようにと多くの配慮がなされている。大怪我を負った子供達も元気と笑顔を取り戻していく。 |
○ Children Room |
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Children Classroomで子供達は、折り紙、
ぬり絵、粘土細工、音楽等を楽しんでいる。 |
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サーイ君は、交通事故で足を怪我した。
足は痛むの?という問いかけに、彼は「ちょっとだけさ!こうしてみんなで遊んでいると楽しいからたいしたことないよ!」と元気よく答えた。 |
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部屋には子供達の作品が多数飾られている。左の写真はその一例。
折った紙をつなぎ合わせて作った鳥と花。どれも素敵な作品ばかりだ。
これは僕の作品さ!これは私の作品よ!と、自信たっぷりの笑顔で教えてくれた。 |
○ 水祭り |
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カンボジアでは11月にビックイベント「水祭り」がある。その一環として行なわれるのがボートレースだ。
決勝戦に向けバッタンバンでは10月17、18日に予選が行なわれた。川沿いは屋台が立ち並び、多くの人で賑わった。
エマージェンシーホスピタルからも、ボートレース観戦に出かけた。 |
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時には大きな声を張り上げて応援した。屋台で買ってきたお菓子や貝、焼き鳥をみんなで食べた。
観戦後、病院へ。みんな荷台に乗り込んだ。乗り降りはお互い助け合いながら。 |
○ 退院 |
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以前の現地報告「地雷被害(Emergency Hospital)」で紹介したVIREAK君(16歳)が、いよいよ退院する。地雷被害に遭った6月18日から4ヶ月以上が経った。
10月21日午前中、足に入っていた5本の金属を取り除く最後の手術が行なわれた。と
ても痛くて泣いちゃったよ!と苦笑いしながら教えてくれた。昨日までは自分の足で歩いていたが痛みがあり、今は車椅子。故郷パイリンに帰るのは1週間後の
予定だ。帰ったらまた学校で勉強したい!と笑った。現在4年生だという。今から楽しみで仕方ない。
6月18日の事故で父親を亡くした。母親はVIREAK君が幼い頃、彼をおいて出て行った。帰郷後は義理の姉家族と一緒に住む。
「Emergency Hospitalとお別れするのもちょっと寂しいんだ…」と言い残した。
これで私も彼と会えなくなると思うと寂しかった…。 |
Emergency Hospitalは、その名のとおり緊急病院、重症患者が多数訪れ、スタッフが全力をあげて治療する。私がはじめてこの病院を訪れたのは今年の2月、悲惨な状況に言葉を失った。
元気をとりもどす患者と触れ合うなかで、大きな幸せ、安心感を覚えた。子供達の最高の笑顔にほっとした。
患者に会えば、外国人ドクターもカンボジア語で「調子はどう?」って笑顔で話しかける。
ボートレース等イベントがあればみんなで出かける。スタッフの心遣いも最高だ。
温もりのある空間に、私も居心地のよさを覚える。すべての患者が明るく、前向きに故郷に帰ることができたら、どんなに素晴らしいだろう。 |
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