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       ■VOL 1   クバルムース村 学校建設 1 VOL 14  新校舎での授業スタート
       ■VOL 2   クバルムース村 学校建設 2 VOL 15  火傷少女ソパニンのその後
       ■VOL 3   クバルムース村 学校建設 3 VOL 16  ボップイ村に池を造る
       ■VOL 4   水の問題 VOL 17  ボップイ村の地雷撤去 終わる
       ■VOL 5   クバルムース村 学校建設 4 VOL 18  モンドルバイ希望小学校 校舎の改修
       ■VOL 6   大火傷を負った少女 VOL 19  CMCボップイ安倍小学校 新学期スタート
       ■VOL 7   クバルムース村 学校建設 5 ■VOL 20  ラジオプロジェクト 1
       ■VOL 8   クバルムース村 学校建設 6 VOL 21  ラジオプロジェクト 2 - NGO・企業の協力 -
       ■VOL 9   クバルムース村 学校建設 7 VOL 22   ラジオプロジェクト 3 - スーパースターをつかまえた -
       ■VOL 10   クバルムース村 学校建設 8 VOL 23   ラジオプロジェクト 4 - テレビ出演! -
       ■VOL 11   クバルムース村 学校建設 9 VOL 24   ラジオプロジェクト 5 - ポスター配布 -
       ■VOL 12   CMCボップイ安倍小学校 落成式 VOL 25   ラジオプロジェクト 6 - ラジオ放送スタート! -
       ■VOL 13   地雷原視察 VOL 26   ラジオプロジェクト 7 - ラジオ放送後半 -


■ ラジオ プロジェクト 1
「ラジオを使って地雷被害者同士がコミュニケーションできたら」
北九州市のカメラマン、池口さんがカンボジアを訪問した際私に言った言葉だ。
カンボジアで生活を始めてから私は多くの地雷被害者たちに会ってきた。彼等のほとんどが貧しい上に手足の無いことで自信を無くし、また村では孤独を感じな がら生活していることを知った。逆にリハビリセンターなどで出会った自分と同じく手足を失った被害者達とは気を楽にして話せるとも語っていた。
私は池口カメラマンに大きく賛成した。私自身も電気、水道の無い村で寝泊りした時、ろうそく明かりだけの家々から漏れるラジオの音を聞いていた。「そう だ。ラジオなら貧しい村にもある。テレビや電話が無くてもラジオはみんな持っている。ラジオを使って被害者同士がお互いの気持ち、想いを話せる場、そうい う場を作ろう。」

ラジオ番組は、地雷被害者自身の思い、気持ちを手紙や詩にして書いてもらい、それをDJが読み上げる、という大まかな内容を決めた。しかし、いざプロジェクトを進めるとなると外国人の私一人では難しい。そう思い友人のキム君(23才)に相談した。
するとキム君は 「地雷被害者のためのラジオ番組なんて今まで聞いたことが無いよ。もしやるんなら、まず被害者本人に直接聞いたほうがいいと思うぜ。こういうラジオ番組あったら聞いてみたいですかって。」

「それもそうだ。よし、アンケートを取ろう。」 さっそくバッタンバンのNGO数カ所、そして地雷被害者の家々を訪問した。キム君にも手伝ってもらって地雷被害者約60人にアンケートに答えてもらった。
「私はラジオを持ってないが、そういう番組があるなら隣の家に聴きに行くよ」
「おれは字が書けないが家族に頼んで代筆してもらうよ」
キム君も私自身もびっくりの答えが返ってきた。
想いを伝えたい、そして同じ境遇を背負う人の想いを聞きたい。反対の声は必ずあると予想していたが、アンケートは全員賛成という結果だった。


(写真上) 地雷被害者の家を訪ね、ラジオ番組の必要性についてアンケートを取る。
(写真左) VRTC(障害者職業訓練センター)にてラジオ番組の説明をする。

Vol.2
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