カンボジア地雷撤去キャンペーン
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第14次スタディツアー参加者の感想
 スタディツアーに参加して    橋木浩子   
 カンボジア訪問も3回目になります。アンコールワット観光旅行のときに、現地の子供達に何かしてやれることはないものだろうかとの発案で、「カンポチャの会」ができました。何が出来るか解からないけどまずは手仕事で資金を作り、小額だけど支援を続けていくにはどうすれば良いのか?現地の情報がないため、私達流に中古衣料や鉛筆・文具を船便で送り届けてもらうという、日本風支援の仕方をしてきました。自分達の目で見て自分達の耳で聞いてどうすればいいか決めたいと、またシェムリアップに出かけ、トンレサップ湖の水上小学校・ソンピー小学校と交流してきましたが、私達にお手伝いする必要もない学校ばかりでした。シェムリアップを離れる日にサンクム(希望)小学校で交流したときは、日本の方から支援を受けていると聞いて、私達にはどうしようもないのかなと感じて帰ってきました。  帰国後少しして、新聞で大谷さんのことを知り、講演を聴きに行った時に、このスタディツアーに参加してみませんかとの誘いを受けました。大谷さんからカンボジアの実情を知らな過ぎると指摘され、ツアーに参加すればタイ国境近くまで行くのでいろんなことが解かる、自国で作って売ることをしないと貧しさから脱皮することが出来ない等、お話に引き込まれてしまいました。仲間と話し合い全員で参加。ツアーではいろいろな孤児院を見せていただきました。施設の整った所や、親に売られそうなので孤児院にいる子、地雷被害者で親に会えない子等、辛い事情があるだろうに明るく振舞い辛さを感じさせない子供達に会せていただきました。まだまだ整理がついて」いませんが、「支援が見えるまで一緒にやっていきましょう」と言ってくださったことは嬉しいことでした。  私にはちょっと辛い日程でしたが、日本の小学生の優しさは大きな救いになりました。自分たちで集め作ったお金がカンボジアの子供たちの制服になる、学校の溜め池になる、日本の子供達に乾杯です。  最後に、私が実感したのは地雷の恐ろしさです。大谷さんの講演を聞いても、事前研修で行なった街頭募金での呼びかけも、どこか言葉だけで、気持ちが入っていない薄っぺらなところがありました。ツアーに参加して初めて心から地雷は悪魔の兵器だと言えますし、国境近くの地雷原の中を歩き、発見された地雷の爆破処理を見て、ようやく被害者の気持ちが解かるようになりました。いまだに農作業中に地雷被害に遭う人がいるという現実に、私たちは何をしたらいいのか、考え続けなければならないと思います。  ツアーを計画実行されたスタッフの皆さん、ご苦労様でした。感謝です。ありがとうございました。

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 郵便振替 01770‐0‐38559
 口座名  カンボジア地雷撤去キャンペーン


 
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