カンボジアスタディツアー参加者感想
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第13次スタディツアーに参加して 高橋うらら
二〇〇八年秋、CMCに取材を申し込み、小学生向けの本「戦争・紛争を考える感動物語」(学研)に、「左手がなくてもぼくは負けない!」というノンフィクションの短編を書かせていただきました。
主人公は、現地のラジオ番組、ボイス・オブ・ハートのポスターのモデルになった、ブンヘイン君です。
その後無事出版されたこの本ですが、戦争を題材にした出版物があまり多くない児童文学界では、大変ご好評をいただいております。
ただ、その時の取材では、時間の余裕もなく、大谷代表と電話でお話しし、多数の資料をご提供いただいて、なんとかまとめ上げただけでした。私自身、カンボジアに行ったことさえありませんでした。
そこで今回、今度は自分の目で、カンボジアの地雷被害の状況や子どもたちの様子を確かめたいと、ツアーに同行させていただきました。
一番強烈に感じたのは、MAGの地雷撤去現場の作業の過酷さです。当日持参した温度計は、三十五度近くを差していました。ヘルメットをかぶり、プロテクターを身につけると、暑さはそれ以上に厳しくなります。よく熱中症で倒れずにやれるものだと、感服しました。
また、農村部の子どもたちの衛生環境、教育環境も、予想通り、日本と比べると非常に厳しいものでした。
ただし、子どもたちの目は、未来に向けてキラキラと輝いていました。国を建て直したい、自分たちの手でよりより社会にしたい、という思いが、日本とは違うのではないかと思いました。
この子たちの目の輝きを、ぜひ日本の子どもたちに知ってもらいたい!
いつかまたぜひ、カンボジアの地雷を題材にした物語を出版できればと、今も画策中です。
自分一人では絶対に行くことのかなわなかった村々まで、事前の入念な手配をし、連れていってくださった大谷代表とCMCのスタッフのみなさまには、心から感謝申し上げております。
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支援金受付 |
三菱東京UFJ銀行福岡支店 普通 1567008 |
郵便振替 01770‐0‐38559 |
口座名 カンボジア地雷撤去キャンペーン |
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