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悪魔の兵器 地雷


地雷撤去の現場
































































圧力作動式地雷
カンボジアで最も多く
埋められているPMN2


対戦車地雷
200~300kgの圧力で爆破。重ねて埋めている場合もある。


指向性地雷
地上に設置し遠隔から起爆させる。中から数百個もの鉄球が飛び出す


圧力作動式地雷
木製。信管からワイヤーが伸びる。金属探知できない。


張力作動式地雷
信管から伸びたワイヤーにつまづくと起爆。金属片が30m四方に飛び散る。


不発弾
投下されても爆破せずに残った爆弾。地雷と共に被害は多い
よく、「機械でいっきに撤去したらよいのでは?」という質問があがる。

地雷除去機の開発により、格段に作業スピードは上がることになったが、地形・地盤の状況によっては、機械が入ることのできないエリアもある。
カンボジアも亜熱帯地方なだけに、多くの樹木が茂り密集している。

また、100%の除去を行うためには、人による丹念なチェックと除去が不可欠なのである。

年間平均気温が30度以上、湿度80%の中行われる過酷な作業だ。
 地雷撤去の流れ
1.
まず、撤去地点の幅20mの土地を視覚的に不審物がないかを確認し、細い棒でワイヤーなど隠されていないか、ゆっくり下から上へ探る。
2.
ワイヤーなどの異常が無ければ、地面が現れるまで草を刈る。刈った草は後方へ置く。
3.
金属探知機が正常に作動するかどうかをチェック(正常に反応すればキューンという音がする)
4.
20mの幅を手前からゆっくりと探知機でさぐっていく。金属探知機による、地雷探知開始。
以前は、1m幅で奥行き20mとして行っていた探知作業、現在は20m幅で奥行き1mを探っていく。
地雷は紛争があった地域に多く埋められているが、交戦の際の銃弾や、金属の破片なども多く散らばっている。金属探知機はこれら全てに反応するため、ひとつひとつを確認していくことになる。金属片か地雷か。その形をはっきりと確かめるために細心の注意を払う。
5
金属の存在を示すキューンという音がしたら、その位置を示す白い三角のマークを置き、プロッダーという金属棒を地面から30度以内の角度でさしこむ。5cmさして2cmずつ横に動かして探る。
6.
地雷であることが確認されたら、白い三角マークを裏返し赤マークに変え、笛で上官に知らせる。
7
TNT火薬を仕掛け、導火線を使って爆破する。爆破した位置に黄色い杭をたてる。
現場で使用される標識とポール。色分けされており、ひと目で作業段階(処理段階)がわかる。かなり細かく分類されている。
撤去時に使用する道具。土を掘っていくプロッダーや金属探知前に行う草刈り用の鎌など。

 地雷除去機と地雷探知犬

地雷除去機、ブラッシュカッター(潅木除去機)
地雷撤去作業時間の70 〜80%を費やす灌木の除去、草刈り。
地雷除去機の開発により、それを潅木除去に利用し格段に作業スピードが上がった。また現場では、火薬のにおいを嗅ぎ地雷を探知する地雷探知犬も活躍している。
スイングアーム型
対人地雷除去機
山梨日立建機
BM307-SG16

地雷探知犬
地雷原で撤去員たちと同じく活躍をしているのが、地雷探知犬MDD(Mine Detection Dog)。そのするどい嗅覚で火薬の原料となる成分を嗅ぎわけ、土の下に眠る地雷をさぐる。彼らは、トレーニングセンターで様々なトレーニングを受け現場へでる。犬種は日本でみられるジャーマンシェパードやそれよりひとまわり小さいマリノールという犬種が適合とされているそうだ。

支援方法 支援金受付
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